国の危機を救うのと引き換えに自らを差し出した天才数学者の実話に基づいた映画。
カンバーバッチ演じる天才数学者アランが知られざる歴史的偉業を果たすまでの軌跡を、天才故に孤独だった学生時代とフラッシュバックしながら、回顧していくスタイル。
最初は人と距離を置いていたアランが、プロジェクトを通して、チームのみんなと心を通わせていく姿が丁寧に描かれていて◎
また天才であるが故の葛藤や国家を背負っていることへのプレッシャー、そして自分のセクシュアリティに対するジレンマ、いろんなサイドからの彼の苦悩がスクリーンからひしひしと伝わってきた。
アラン・チューリングという人物、そして彼の成し遂げた偉業の全貌を映画を通じて知れるというだけでも観る価値がある。