「あなたが普通じゃないから、世界はこんなにも素晴らしいのよ」
この言葉じゃないかな、この映画は。
第二次世界大戦中に実在したイギリスの暗号学者アラン・チューリングが「エニグマ暗号」の解読に奮闘する物語。
アカデミー賞に8部門ノミネートして、脚色賞を受賞。
実話ベースなので、
事実というか功績は、それはそれで素晴らしいんだけど、
(チューリングマシンが、我々が使っているコンピュータの原型になった、とか、性的マイノリティへの尊重と共存、とかね)
これを映画化する上で、
「人の気持ち(誰でもわかること)を理解できない男」
が
「誰にも解読できない暗号を解く」
というプロットを大事にしたことが、この映画を成功させた大きな要因だろう。