天才数学者アラン・チューリングの生涯を描いた実話。不可能と言われていたエニグマ解読を成し遂げ、世界大戦で連合国を勝利に導いたといっても過言ではない。
アランの仲間たちに絆が徐々に築かれて天才=孤独という概念が自分の中で崩れていったのが嬉しかった。なにを成すにもチームワークで1人の方が効率がいいというのは妄言だろう。しかしエニグマ解読というミッションを成功した彼に待っていたのは「孤独」だった。同性愛者への仕打ちは残酷なもので彼もその1人だった。
この事実は英政府に50年も隠されていて2013年にやっと恩赦勲章が渡されたわけだが賞は生きてもらってなんぼ。英雄の自殺ほど報われないものはない。