めちゃくちゃ好きな類。
派手な映像やCGが無くても、実話というとんでもない事実と、それぞれのキャラクターの完成度の高さで、どんどんのめり込んでしまった。
いわゆるアスペルガーの症状がピッタリ当てはまるアランは、紛れも無い天才型でありつつ、目標の為に決断を下す姿は時に快活で、時に恐ろしさすら感じた。そんな魅力充分のアランにベネディクトカンバーバッチが最高にフィット。
そしてそんなアランを受け入れ、腹を括ったジョーンのキーラナイトレイも、これまた最高。
栄光の瞬間からそれぞれ普通を目指した果てに、アランの自宅で2人が再開するラストのシーンが儚いのなんの。
こんな人物が実在したこと、50年間国家機密だったこと、それが現代で評価されていること。全部ドラマチック過ぎるなぁ。
アランがあと20年、健康体でいたら、もっと科学は進歩していたのだろうか。