ベネディクトの演技が本当に素晴らしい映画
観ていると苦しくなる映画ですが、大好きな映画です
これが実話だということに苦しさを抑えきれません。
第二次世界大戦中、解読不可能とまで言われたナチスの暗号を解読し、コンピューターやAIの先駆者となったアラン・チューリング氏。
同性愛は犯罪であるとされていた時代。讃えられて然るべきな存在であるにも関わらず、同性愛者であったがために彼が送らざるを得なかった、理不尽なまでに屈辱的な人生に胸が痛みます。
秘密保持義務があったため、その守秘期間が切れるまで公に出来なかった功績。
私たちが現在使っているコンピューターの基礎を作った人を、この映画が公開されるまでほとんどの人が知らなかっただなんて。
この映画の撮影後、ベネディクトがインタビューで誰も彼のことを知らない憤りを語っていましたが、まさしくその通りだと思います。
2019年7月にイギリスの新50ポンド紙幣の肖像にこの映画の主人公であるアラン・チューリング氏が起用されることが決まりましたね。
やっと日の目を見たアラン氏に、拍手喝采の気持ちです。
