Yoko

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密のYokoのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

天才数学者アラン・チューリング
彼が暗号を解読するマシーン「クリストファー」を作ったお陰で、第二次大戦中沢山の命が救われた。戦時中に作成したそれが、スーパーコンピュータの基になった。
実話である。

いじめや同性愛、天才が故の孤独など彼が抱える闇は深い。
彼が理解され、その功績が称えられたのは彼の死後(自殺)だという。なかなか周囲の理解も得られない。警察からもマークされる。出る杭は打たれるという諺があるが、打つ側の人間性を疑う。
普通の人間なんているはずも無く、誰もが悩みを抱えているのに、非情な人間は何処にでもいる。
ベネディクト・カンバーバッチの演技力は素晴らしく、アランの繊細さや孤独さに私自身も感情移入してしまった。
彼の存在を知ることができて良かったと思う。
Yoko

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