実話に基づいて作られたこの作品。
野球だけでなく、当時の移民たちへの差別や低賃金重労働の中での生活など、様々な問題にも目を向けています。
戦争による強制収容で解体された彼ら。戦争が終わっても再び集まることはありませんでした。しかし、そこから60年たった2003年、カナダの野球殿堂入りを果たします。
そして映画が公開された翌年の2015年、日系カナダ人の子供たちを集めて野球チーム「バンクーバー新朝日」が結成されました。
彼らの苦しい生活の中戦った日々や思いが今の世代にも少なからず息づいていることが、少しでも彼らの救いになっていればいいなと勝手に思っています。
2018.4.29.119本目