ま

ビッグ・アイズのまのレビュー・感想・評価

ビッグ・アイズ(2014年製作の映画)
3.3
ティム・バートン監督の実話に基づいた話。

暴力夫から娘と一緒に逃れた女性。彼女唯一の趣味は絵を描くこと。目をあえて大きく描いた"ビッグ・アイズ"という絵が彼女の持ち味。

細々と趣味の絵を描いていた彼女が、やがて口が達者な"画家"の男と再婚し、はじめは夫婦円満かと思われたのだが…

"ビッグ・アイズ"が芸術家や富豪たちから認められると夫の性格が豹変。自分が絵を描いたことにしてマスコミやらに売り込んで大儲け。でも実際絵を書描いてるのは妻。。
妻は生活や夫のために嘘を貫き一人部屋にこもって"ビッグ・アイズ"の絵を描く…

ロビン・ウイリアムスをうさん臭くしたような夫がとんでもないペテン師っぷりでした。こういう口ばっかりで何もしない、エラソウな男っているなぁとか思いつつ…

そんな夫に妻の不満も徐々に溜まっていく、というか私が描いた絵なんだから私が"芸術家"として認められたいというのはその筋の人であれば誰しもが自然に思うことではないだろうか。

芸術とは売れれば良い・大衆に受ければ良いというモノではないとか、描いている人の気持ちが表れているとか、まぁそうですよねって感じでした。

ペテン師、嘘ばっかりの人間はいつかボロが出る、そんな感じの映画でもありました。
ま