JTKの映画メモ

毛皮のヴィーナスのJTKの映画メモのレビュー・感想・評価

毛皮のヴィーナス(2013年製作の映画)
3.8
ポランスキーそっくりの小男にマチュー・アマルリック、いかにも変態臭プンプンのエマニュエル・セリエ。出演者たった2人の密室劇。
傲慢な脚本家兼演出家トマの舞台のオーディションにやってきた女優ゼルダ。既にオーディションは終了しけんもほろろに追い返す演出家トマ。演出家と女優という構図(主従)は時間の経過とともにいつの間にか逆転し、やがて舞台と現実も錯綜していく。
マゾッホの原作は昔読んだことあるが全く憶えてないので比較は出来ないが、ほどほどの変態加減とユーモアは流石のポランスキー。適度な緊張感であっという間の90分。面白かった。