絶対に⚪︎unkamuraでは観たく無いと思い、有楽町にて。
もー面白い!90分台の映画なのに2時間超えを観たくらいの濃密さ!
演出家のトマと女優ワンダ(SとM)の立ち位置の入れ替わりとセリフがリンクしているのだけど、導入に前置きが無いので気付くのに時間差がある。
あ、今は台本のやり取りか!と何度も思っているうちに本来の2人の関係が台詞をなぞらえる様に変化していく。
劇中劇の終盤、Mを必然的に演出家が演じる流れが凄い!
観た人には分かると思うのだけど、Sを演じるのは女優だけなのだ。
終盤に明らかになる台本の内容。
その内容に対して、被征服者として扱われる事への強い反骨をワンダから感じる。
ワンダが怒ってた理由がここでちゃんと分かったわ…
女優の巧みな演出で潜在的部分を剥き出しにされるトマの姿にニヤっとしてしまう。
もう、主演の2人に脱帽でした!