蚕

毛皮のヴィーナスの蚕のネタバレレビュー・内容・結末

毛皮のヴィーナス(2013年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

芝居かと思いきやだんだんと現実と入り混ざっていく気持ちの悪さ、ワンダの切り替わりの美しさが印象に残る作品だった。
あとエアでやっている仕草に音が入っていて(コーヒーを運ぶシーンでは実際には持っていないがカタカタとカップの揺れる音が入っている。等)その演出がとても良かった。

芝居してたら即興になっていつの間にか登場人物は自分たちになってる!?んん!?どういう終わり方をするんだ…?と最後の20分くらいソワソワしていたがあんな終わり方をするとは……
そしてワンダが踊り(!?)、取り残されたトマがポツン、と映る。そして流れる陽気さ漂う音楽……お、おう……そう終わるんかア……となった作品であった。
――――――
官能的文学、そして隠し味に少しコメディみたいな感じかな?
今までこういう作品は観たことがなかったので新鮮だった。
長さは中盤からグッと引き込まれる流れになっているので感覚的には少し短めかな?と思った。
蚕