安達祐実は本当に体当たりの演技。女優人生を賭けての作品なのだろうなぁ。東京国際映画祭でのレッドカーペットが思い出されます。
ただ、どうしても幼く見えてしまう。水も甘いも知り尽くした花魁には見えないのです。キャスティングのそもそも論から言ってしまっては身も蓋もないでしょうが、沢尻エリカでやったらどハマりだったろうなぁ。花魁には見えない安達祐実が花魁をやる、という意外性のあるキャスティングを売り物にした企画だったんでしょうね。悪くはないんですよ。安達祐実は本当にがんばってる。でも、最後の濡れ場もロリータに見えちゃうんだよな〜、まだ。
見方を変えると津田寛治は楽しかったろうな〜。安達祐実の胸を揉みまくり、舐めまくり、いじめ倒す悪〜いおじさん役。絶対、脇役冥利につきる役だったに違いない。
いまひとつストーリーが平凡で冗長だけど、美しい作品でした。