Yuri

花宵道中のYuriのレビュー・感想・評価

花宵道中(2014年製作の映画)
3.0
原作読んでます。原作より情緒豊かで安達祐実の演技が上手過ぎて泣きそうになりました。見た目は美しい着物を着た小さなお人形さんなのに、表情や声はちゃんと大人ですごく艶っぽくて、同じ女なのに彼女の色香にのめり込んでしまいました。こんなに上手い女優が第一線で活躍してないなんて勿体ないです(>_<)吉原が全焼したので街に出て仮営業しているという設定なので、結構自由にどこでも行けちゃうんですよね。そういうことがあるって知らなかったので勉強になりました。ストーリーは、よくある吉原の女たちのサイドストーリーあり争いありな感じではなくて、朝霧の恋愛一本に絞られているので間延びしている部分はありますが、そこは上手く安達祐実が保たせています(^^)津田寛治さん大好きなのですが、あの鬼畜っぷりは凄かったです。絶対あんな人イヤ(^^;)あとはやはり、子どもみたいな純粋無垢さをまとっていて、肩も触れたら折れそうに小さくて細い安達祐実が甘い嬌声を上げるというギャップと背徳感がとても良かったです。かなり昔に雑誌か何かで安達祐実が脱いだ時は、「色気がない、子どもみたい」などと言われていましたが、色気がないなんて言ったやつ誰だ!ってこれを言いたくなると思います。演技をしている時の安達祐実はやっぱり天才。でも、吉原の物語でハッピーエンドって観たことがないので、たまにはハッピーエンドでもいいんじゃない?と思いました。
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