76点
砂漠の真っ只中で仲間に裏ぎられ、一人寂しく暮らすケーブル・ホーグ
放浪の後にたどり着いた安住の地で、奇跡的に水脈を掘り当てた彼は大儲けを企む
だが、娼婦ヒルディーとも親しくなりかけた頃、裏切った仲間たちがホーグに迫る...👥
ワイルドバンチの翌年に製作された本作🔫
オープニングで、銃で撃たれて粉々に飛び散るトカゲの肉片のアップが、ペキンパーお得意のスローモーション・ショットで映し出され、いかにもペキンパーらしいシーンで始まりますが、彼らしさが見られるシーンはこのオープニングと、終盤の決闘だけ...しかもかなり緩いもので、若い時にバイオレンスを期待して初めて観た時には拍子抜けしたものです😓
でも、自分が老齢に差し掛かった今、改めて観直すと味わい深さがじわじわと沁みて来るものを感じました😢
牧歌的な雰囲気さえ漂う、西部に生きた男たちへの悲哀と愛着を、ペキンパーが情感込めて描き切った異色西部劇...🏜
文明の力に押されて消え行く主人公の姿が、一つの時代の終焉を象徴しているようで、アナログからデジタルへの世界へとなかなか溶け込めない ‘私自身の姿’ に重ねて見てしまいました...😓
やはり時代に取り残される者は去るべしなのか...😥
