砂漠の流れ者の作品情報・感想・評価

「砂漠の流れ者」に投稿された感想・評価

心優しいはぐれものの生き方に心打たれるおっぱい映画。あと音楽すごく良かったと思う。
ほし

ほしの感想・評価

4.5
これは好きなペキンパー。『ニンゲン合格』、『アカルイミライ』へ。
Mashirahe

Mashiraheの感想・評価

4.2
なんだこの変な話…
なんだこの変なおっさん…
なんだこの変な牧師…
めちゃくちゃ心に残るラストだった
なんなんでしょうねこれ
A

Aの感想・評価

3.3
しばしば登場する西部劇らしからぬコミカルな早送りシーンが面白かった。しょーもないイケてない男がラスト30分ぐらいの復讐劇からはちょっぴりカッコよくさえ見えてしまう不思議な西部劇マジック。
一人の男が砂漠の中で復讐の念に駆られるうちに目の前の幸福に気が付く話
復讐という形をとりながら、失われゆく西部開拓者精神をエロティックかつコミカルに、そしてハートフルに謳いあげた牧歌的寓話的作品

登場人物たちがみんな魅力的
中でも色情狂のエセ牧師
彼曰く、「神が女に与えた物の中で一番素晴らしい物は乳房だな、その数も場所も理想的だ」と
それに対するホーグの「まさか背中には付けんさ」って返しと呆れた顔がとても好き

ささやかな愛を愛でて、彼らしい落とし前をつけ、だけどホーグは新しい時代へ歩むことは許されない
彼は最期までフロンティアスピリットの体現者であった
まさに原題の通り「ケーブル・ホーグのバラード」

「善人ではなかったが悪人でもなかった、一番人間臭い男だった」
タカシ

タカシの感想・評価

3.8
『ケーブル・ホーグのバラード』


サム・ペキンパーが亡くなって30年。
しかし彼の作品は永遠に残った。
「ワイルドバンチ」は名作中の名作。西部劇なので知らない、あるいは観る気がないという方もあるかと思いますが、是非一度。

「ワイルドバンチ」を例にあげるまでもなく、彼の作品には死と暴力に満ちあふれたものが多い訳なんですが(いや実際多いんですよ、これ)、そういう心構えをして観ると予想を大きく裏切られる。

仲間に裏切られ砂漠に置き去りにされた主人公ケーブル・ホーグ。
彼の復讐に満ちた一代記、かと思ったら開始数分でなんだか違う雰囲気が…

これはね最後のフロンティア、西部開拓期が終わりを告げようとする時に生きた人々描く童話、おとぎ話なのです。

とにかく主演のジェーソン・ロバーツがカッコいい。見た目はオッサンなんですけどね。その生き方に惹かれます。登場人物たちがみな魅力的に描かれていてそれも楽しい。

物語の落としどころやオチも意表をつかれました。

ただその分インパクトが少し弱かったかなと思います。いや十分面白いんですよ。
サム・ペキンパー、「ワイルドバンチ」しか観てないなあという方はこちらもどうぞ。
WOWOW(18.02.13録画)にて。18.03.24
2018#030
備忘のために

- NHK-BS録画でようやくキャッチアップ。噂ばかりで実は見たことがなかったのだけど、この感涙モノの傑作をHDで見られるのだから受信料払う価値あり。

- 国旗に感動させられるなんて思わなかった。西部に駅馬車によるネットワークは星条旗の理念は、結局のところ、ケーブルホーグのような荒野のさすらい人たちが見つける泉がなければ成り立たない。トカゲとガラガラヘビとコヨーテと、みわたすかぎりの荒野の見出される泉は、いわば原始キリスト教的というところ。対照的なのが、あのきれいごとのキリスト教徒たちだとすれば、ケーブルホーグのかつての西部の星条旗もまた、西部なき時代の(ヴェトナム戦争を戦う)アメリカの星条旗と対置されるものなのだろう。

- ステラ・スティーヴンスを初めて見たのは、この映画の2年後の『ポセイドン・アドベンチャー』だったっけ。たしかアーネスト・ボーグナインの奥さん役。プレイボーイで有名になった女優さんらしいけど、エロスというよりは、その無邪気な生命力によってヒルディという娼婦役を立ち上げているよね。彼女の肉体がそこにあるだけで、サンフランシスコでお金持ちと結婚し腹上死させて自由になったなんて話にも信憑性が生まれるし、腹上死(ストローク)という彼女のセリフに大笑いができるのだ。ヒルディ/ステラは、消えゆく西部劇を、いつまでも記憶にとどめてくれるヒロインなんだよな。

- ラストシーン。見逃せないのは、もちろん自動車もサイドカーもそうなんだけど、あの水を飲みに来たコヨーテの姿だろうな。捨て犬のように首輪をしたコヨーテというのがポイントなのだろう。トカゲで始まり、そんなコヨーテで終わるバラード。このバラードがいつまでも歌い継ごうとするのが、はためく星条旗の下のあばら屋で都会のベッドで戯れるケーブル・ホーグとヒルディの影。

ああ、いい映画みた。
この緊張感のなさが今まで見たサムペキンパーと全く逆の姿だった。

嫌いじゃないけど意識が飛びかけた
ラストシーンの編集はらしさがあって良かった。
普段の生活にはない世界観を見ることが映画の好きなところ。
この映画は特にそれを感じさせられた!
弔いの言葉を述べる神父が色情狂でしかもサイドカー付きのバイクに乗ってきたと思うと何とも可笑しいが、それまでに積み上げてきた様式的な物語を神話として完成させるようなラストは感動的。
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