こなつ

それでも恋するバルセロナのこなつのレビュー・感想・評価

それでも恋するバルセロナ(2008年製作の映画)
3.5
久しぶりに観たウディアレン作品
洗練されていて洒脱なのだけど、とてもアイロニックでひっちゃかめっちゃかな展開に「ウディアレンを摂取してる!!!」って脳内が喜んでるのを実感した笑

親友同士の女性2人が情熱の国・スペインのバルセロナで過ごす一夏
その数週間で色んなことが起きるんだけど、ロマンティックなはずなのにちょっと滑稽で笑ってしまった
特にクリスティーナ…一夏のアバンチュール(死語)の上限突破したような経験をしてた笑
そんな刺激的な夏を過ごした2人は、秋が始まりかける頃にアメリカに戻る。出発した時と変わらない心持ちで。
正確に言えば、アバンチュールを経験して原状に落ち着いたって感じか。

平たく言えば無い物ねだりなんだけど、自分が今持っているものって想像以上に満足すべきものなのかも。
無いものをねだってねだって、いざ味わってみると味が濃すぎていつもの質素な味に戻る、みたいな。
いや〜やっぱウディアレンいいね!
こなつ

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