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それでも恋するバルセロナのmotsu221のネタバレレビュー・内容・結末

それでも恋するバルセロナ(2008年製作の映画)
1.5

このレビューはネタバレを含みます

まずハッキリ言いたい。邦題どうにかならなかったのか笑。いかにもメロドラマ的でこの映画にどうしてもミーハーなイメージを創っちゃう。これだけ演技派の俳優がそろっているのに本当にもったいない。原題は「ヴィッキー、クリスティーナ、バルセローナ」ただそこに名前と地名を羅列してあるだけだけど、インパクトはあると思う。本題に入ります。たぶん客観的に評価したらこの映画は4.2。ハビエル・バルデム、ペネロペ・クルス、スカーレット・ヨハンソンがみんなセクシーだから、ラブロマンスとしては観ていて映画が映えた印象はあった。みんながみんな幸せを求めて、幸せにベクトルが向いているのに最後は破滅しか無いというのは古典的で素晴らしい脚本だと思う。ただどうしても、全員が正義を持っていないのがどうしても好きになれない。その場の情事に流されて自分を見失って他人を傷つける。しかも最後は旦那にバレなかったからOK。ふざけんなと。なんか個人的にすごいイライラしたな。ただハッキリ言って人間の歴史の分だけ同じ過ちを繰り返してきた人間を上手く切り取れて映し出せてるから、映画としての完成度は非常に高いと思う。ただ、個人的に観ていてイライラしたからこの点数。でもそれだけリアリティのある内容だからこそ、イライラしたのだと思う。ただの学芸会だったらこうは思えない。観た後にめちゃくちゃイライラしたから主観的点数は1.5。客観的点数は4.0+名演で0.2=4.2。
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