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それでも恋するバルセロナのNEWのレビュー・感想・評価

それでも恋するバルセロナ(2008年製作の映画)
4.6
ただの浮世離れした恋の物語ではなく、現実味を帯びたストーリーとして鑑賞できるのは、社会的な人間と反社会的な人間とが共存している世界を描いているから。どちらか一方に偏らないお陰で、こちらが受け取るメッセージも多義的になる。良い意味で物語に入り込む隙を与えないナレーションの効果も大きい。これはあくまでも作り話であると、あえて観客に示しつつも、映画がもつリアリティーを損なうことはない所が秀逸。あと一言、スカーレットとペネロペのセットは反則だろ。
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