8Niagara8

仁義なき戦い 代理戦争の8Niagara8のレビュー・感想・評価

仁義なき戦い 代理戦争(1973年製作の映画)
4.2
恐ろしく、血腥く、息を飲むほどの人間活劇。

広島を超えてより大きなスケールになり、利害関係の駆け引きがさらに複雑化し、血で血を洗うことの残虐性、無意味性、エスカレートによる矛盾がまざまざと描かれる。

山守の性格というかスタンスがこの話を面白くする重要なテコになってるわけである。どうしようもない連中も居るわけだが、そこも憎らしくもポイントである。

倉元は無茶な男だが、最後のシーンや原爆ドームのカットとそこにおけるナレーションは実に示唆的。
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