Ryan

聖杯たちの騎士のRyanのレビュー・感想・評価

聖杯たちの騎士(2015年製作の映画)
3.1
クリスチャンベイルを拝むためのご褒美映画


ストーリー
気鋭の脚本家リックは、ハリウッド映画の仕事を引き受けたことをきっかけにセレブな生活を送るようになるが、その一方で心の奥底に怯えや虚しさを抱えていた。進むべき道を見失ったリックは、6人の女たちとの出会いと愛を通して自分の過去と向きあっていく。


主演 クリスチャン・ベイル
監督 テレンス・マリック



ブランドの映像広告風映画。
何が起きるのかは誰にもわからないしこの映画の行く末すらわからない。
ただ静かに、1人の男の人生を禅の様に観ていく。
セリフはほぼなく、代わりにナレーションやカットを跨いでのセリフ回しなどテレンス監督らしさ爆発。
面白いか面白く無いかはわからないが、ちゃんと映画。

主演のクリスチャンベイルがアメリカの西海岸を歩き車を運転し、海に足をつけるんだ!っていうファンにとってはちょっとしたご褒美映画。
一瞬なのに著名な役者が多く登場。
ジョーマンガニエロやジェイソンクラークは見つけたが、ジョエルキナマンやデインデハーンは全くわからなかった。。。またいつもの事ながらカットされたのかな?

全体的にテレンスマリック作にしてはテーマが定まっていない。建物の高さを生かし空を仰ぎ見、万物の真の大きさみたいなのを捉えようとしているが無駄に終わっている。
3年連続撮影賞受賞のエマニュエルルベツキの映像はとにかく良かった。彼がカメラマンじゃなかったらどうなっていたことやら。

クリスチャンベイル堪能映画でした。
Ryan

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