あんみつ

アウェイデイズのあんみつのレビュー・感想・評価

アウェイデイズ(2009年製作の映画)
3.6
待ち焦がれていた
どんなに待っただろう
ここを出る日を
逃げ出す時を

ちょいちょい出てくるこのフレーズがよく効いてる。エルヴィスが何度も口にする「いつ終わる?」も同様。
エルヴィスにとってカーティはソウルメイトであって、パックの仲間達を忘れさせてくれる存在。どうしてもカーティのパックへの心酔を止める事ができないことから心が離れてしまったり歯車が狂い始めるのだけど、とにかくエルヴィスとカーティの関係がストーリーが進むにつれてヒリヒリと切ない。
最後に自分かパックかどちらかを選択させるシーンも「それじゃ上手くいかないよ、、、」って分かっていてもお互い一方通行になってしまうし、血が流れるシーンは綺麗に感じてしまった。

カジュアルズのファッションのお勉強がてら鑑賞したけど、中産階級・労働者階級のこと、サッチャー政権のこと、当時のイギリスの時代背景を知っていればもう少し深く鑑賞できそうだと思った。
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