白石晃士監督作品
白石晃士監督×主演宇野祥平さん
数々の名作を生み出しているコンビの作品、ENBUゼミの作品です。
『オカルト』で地獄に落ち、再び舞い戻ってきた江野祥平が殺人講師としてワークショップを開催。彼氏を殺したい主人公を含め、殺したい願望を持つ人たちが集まり教えを請う。あらすじだけでも期待が高まります。
冒頭の細川さん演じる彼氏のいやーなDVの長回しから始まり、ラストまで本当に嫌な展開のつるべ打ちで、心を動かされ続けます。
宇野祥平さんという役者さんの力がENBUゼミの受講生に力を与えているようにも感じ、作品の内容とリンクしている点も面白いです。
「刺して抜く！刺して抜く！」
「刺してすぐ抜く！！」
江野祥平のセリフは耳にこびりつきますし、とんでもないことを言っても自然体を貫く宇野さんはやはりすごい役者さんです。自然体の中に狂気があることがしっかりと伝わってきました。
