ぷかしりまる

殺人ワークショップのぷかしりまるのネタバレレビュー・内容・結末

殺人ワークショップ(2012年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

冒頭DV場面の長回しにドン引きした。すごいと思うと同時に
男が目標を殺す場面で返り討ちになり、仲間の女2人が助太刀に来て、目標にナイフを刺して抜く。そのなんというか、とてつもなくしょうもない動きで命を奪うのだが、それまでの男と目標が一対一で生きるか死ぬかという格闘等との対比で実際の殺人はあまりにもあっけなく馬鹿げていて失笑した。しかしその笑いが面白さから来るものではない涙に変わった。なぜなのか分からない。考えたら分かることかもしれないけれどしたくない。作中の「お前動物やろ、感覚を大事にせえ」という江野くんの言葉を信じてみる笑 悪魔のいけにえを初めて見た時に怖くてなぜか爆笑したが、近いような何かを感じる。それに何より一部屋で緊張感保つ構成が上手すぎる。白石晃士はまぎれもなく黒澤明の後継者だ