原因不明の病気にかかり苦しむジミー。
帰還兵であるためその妄想に苦しんでいる。
そこで治療のためフランスから精神分析医のジョルジュを呼び寄せる。
雰囲気としては明らかに重たいドラマだが、そこまで深く入ってはいかない。
むしろさらっと流している感じ。
地味な映画であることは否めないが、ここでベニチオ・デルトロとマチュー・アマルリックの主演二人の意味がある。
こういう対話型の治療というのは今ではほとんど見かけないが、1948年という時代背景には通じる。
患者は変わっていくが、医師も変わっていくという関係には嘘がない。