ゴン吉

美女と野獣のゴン吉のレビュー・感想・評価

美女と野獣(2014年製作の映画)
4.0
ビルヌーヴ夫人の小説をもとにフランスで実写化した作品。

3隻の船を嵐で失い落ちぶれた商人が、雪の中で道に迷って城に辿り着く。
テーブルの上の料理を勝手に食べたうえ、娘たちへの土産として城の物を盗む。
最後に末娘の土産として庭に咲いていた真赤なバラを折ってしまう。
そこに野獣が現れると、商人は「この私を泥棒呼ばわりはさせんぞ 善良で正直な人間だ!」と啖呵を切る。
まさに人の皮をかぶった醜い野獣そのもの。
野獣は怒ったものの、盗人の商人に1日だけ自宅に戻ることを許す。
帰ってきた父親の話を聞いた末娘のベルは、父親の身代わりとして野獣の城に行く。
ベルは野獣に対して高慢な態度をとり、野獣とダンスを踊ることを引き換えに1日自宅に戻ることを取引する。
実家に戻ったベルは父親の傍らで転寝をしてしまい、夢を見るが...... 

裕福な生活をしていたベル一家の傲慢で自分勝手な振舞いは、まさに野獣以下。
人は誰しも野獣になりうることを描いているのかもしれません.
ベルの心をもう少し丁寧に描いて貰いたかったかな。
ディズニー版とは違った本家フランス版の”美女と野獣”が楽しめます。
VFXをはじめ美しい映像も見どころです。  

BS TVで鑑賞
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