みっこ

悼む人のみっこのネタバレレビュー・内容・結末

悼む人(2015年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

生と死について深く考えさせられる作品。
作品の中に出てくる人たちのように、見ず知らずの人に亡くなった人のことを悼んでもらうというのは怖いと感じる人も居るかもしれないけれど、たとえ会ったことのない見ず知らずの人でも、誰かに覚えていてもらえるのなら、それはすごく幸せなことなんじゃないかな。
主演が高良くんだったのもあるかもしれないけど、個人的には横道世之介を彷彿とさせる作品でした。
「どうしてその人が死んだのか、死ななければならなかったのかを覚えるのではなく、その人が誰に愛され愛したか、どんなことをして人に感謝されていたか、その生きている姿を覚えるようにしていけば辛くはならないのだ」という静人の言葉がとても印象的でした。
「愛はその人や物に対する執着でしかない。」そうかもしれないね。
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