【人間の脳は10%しか機能していない。
それが100%機能した時どうなるのか…】
映画でなくても興味が湧く話題。人知を超えるレベルじゃないのは確か。公開当時から宣伝がすごくてスカヨハとモーガンフリーマンとだけあって期待値も高かった。
でも期待よりは悪かったかな…テーマは面白いし中々挑みづらいSFである。そういった点では評価したいけどなんであんまり響かなかったのか考えてみた。
まず、20%〜30%あたりまでは結構好きだったが、そこから先は映画の尺が短いためギュっとなっている。それでいて重苦しい説明だと難しいためか色々と省略したりしている。100%に近づくにつれてどんどんテンポが早くなりすぎて置いていかれてしまったのが要因とも言える。
また主人公ルーシーの人間としての感情が薄れていってしまうため感情移入が非常にしにくい、、最初こそ人知を超える狭間の葛藤などがあったが後半は人間っぽさがなくなってしまった。脇を固める名俳優やスカヨハの演技に助けられていたのかもしれない。
ここまで微妙と思ってしまったのは期待値が高かったからでありつまらなくはないと思う。結末はバカっぽさが出ていく感じにはなってるし、意外と黒い部分も多い。知的なSF映画好きの人や酒を飲みながら見よーかな?って人には少しお勧めできるかも知れん笑