ベッソン版「２００１年宇宙の旅」なのかな？
ちゃんと考証に基づいて作られたＳＦ映画もあれば、分かっていないことをいいことにやりたい放題している映画もけど、この映画は明らかに後者。
スカーレット・ヨハンソンの脳が麻薬によって急激に覚醒していき、重力を無視したり人を操れるようになったりと、なんでもありで暴れまわる変な映画なのに、笑いを取りにきているのかか真面目にやっているのかわからず、どういうテンションで観ればいいのか戸惑った。 チーターに追われるガゼルや、動物のＳＥＸシーンのインサート要らないきがするし。
チェ・ミンシクを悪役にしてモーガン・フリーマンに小難しいことを説明させる面白味のないタイプキャストだけど、チェ・ミンシクなのに最初から怖くないし、モーガンなのに説得力がないのは珍しいな。
麻薬で脳が覚醒していく似ている映画でブラッドリー・クーパー主演の「リミットレス」のほうが面白かったかな。ただ、ぶっ飛び具合は「ルーシー」の方がずっと上なので〝リミットレス〟のタイトルがより似合う。
