廃墟に訪れた男女4人組は震える様に小刻みにブレている幽霊を映像に収める。
それを見た工藤は早速この霊を映像に収めようとするのだが、投稿者の1人が行方不明になり、自体は思わぬ方向に急変して行く。
他の作品タイトルは都市伝説系が多い中、本作はオリジナルの怪異 震える幽霊。
何もかも解決していないと言うか全く何もわからないまま終わったのだが、なんだかそれがよかった。
最初は廃墟の幽霊探しのはずが、投稿者の1人が行方不明に。
探していくとどんどん人物が分からなくなって行くような事実が出まくる。
そして正体に迫ったように見えて、ラストに我々は何も理解していなかったと思い知らせてくる特大の超常現象。
さっぱり意味はわからないが全体を通して雰囲気が良かった。
何か大きな介入してはいけない世界に首を突っ込んだような面白さがあった。
反面、明快なオチや解説がないのでその辺が好きな人には不向き。
まぁ後付けで後の作品の伏線になるような気もする。
