てつこてつ

グリーン・インフェルノのてつこてつのレビュー・感想・評価

グリーン・インフェルノ(2013年製作の映画)
3.0
ホラー映画は、基本、大好物だけど、無意味なグロ描写やスプラッターだけが続く作品は苦手なんで、ずっと避け続けてきた本作品。だけど、ここの皆さんの評価が平均点以上なんで、思い切って恐る恐る鑑賞・・。

ああ、やっぱり、思ったより大丈夫だった! 恐れていた人食シーンも短いシーンのカットバックでしつこくない。よほど、R18指定の「ミラーズ」の顎裂きシーンや、「ホステル」の拷問シーンのほうがキツかった。

それに比べて、この作品では、ブロンドの美女が下痢をするとか、「こういう状況あるだろうな」と思わせるリアルなシーンが盛り込まれていて、結構、感心してしまった。

今時、人食い人種をテーマにした映画なんてB級どころかC級もいいところのただただ悪趣味な作品だろうと思い込んでいたけど、しっかりとしたストーリーラインもあり、そこそこ怖い作品でした。最終的にヒロインが助かる経緯が安直なのと、帰国した後の調査報告での彼女の態度が理解しがたいけど。

でも、よくよく考えると、これ、どう考えても少数民族差別でコンプライアンスに引っかかりまくりの映画だけどね。

アマゾンの延々と続く深い緑と食人族の全身に塗られた真っ赤な色のコントラストが異様に美しかったのが、何故か印象的。
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