FREDDY

劇場版 零 ゼロのFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

劇場版 零 ゼロ(2014年製作の映画)
2.7

このレビューはネタバレを含みます

ホラーゲーム『零』シリーズを原案とした大塚英志の小説『零 〜ゼロ〜 女の子だけがかかる呪い』を安里麻里監督が映画化したミステリー・ホラーである本作は、閉塞感漂う山間部の町にあるミッション系の全寮制女学園の寮で暮らす、周囲から憧れの存在だった女子生徒・月守アヤが部屋に閉じ籠ってしまってから数日後、アヤに恋する親友のカスミが謎の失踪を遂げたことで学園内に妙な噂が広がっていた中、失踪したカスミの行方を捜していたとある日の授業中に突然現れたアヤの幻影に"自分の呪いを解いて欲しい"と耳元で囁かれたミチが、同様の怪現象に悩んでいたリサとイツキとともに真相を探っていたところ、アヤの写真と学園に伝わる"女の子だけがかかる呪い"が原因だと判明した矢先、失踪していた女子生徒が水死体となって見つかったことで、ようやく部屋から出てきた、生徒たちに呪いをかけたと疑いの目を向けられていたアヤと失踪事件の解明に奔走していく様が描かれた作品となっているのだが、率直な感想としては、可もなく不可もなくといったところでしょうかね。中条あやみや森川葵をはじめとしたキャスト陣のネームバリューには惹かれるものを感じましたし、内容に関しても最後まで展開が気になるものではありました。ただ、全体的に淡々としていて盛り上がりがないので途中で何度も睡魔に襲われてしまいましたし、本作はホラーゲームを原案とした小説が原作ではあるが、ホラーではなくミステリーに重きを置いた作品となっているのでホラー映画を求めている人には不向き。恐怖心を煽られるようなシーンは全くありませんし、決して悪くはなかったが、それなりの作品かと。
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