ろーしゃーく

アクトレス 女たちの舞台のろーしゃーくのレビュー・感想・評価

アクトレス 女たちの舞台(2014年製作の映画)
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「アクトレス 女たちの舞台」邦題云々の件はとりあえず置いておくとして…。

成熟したベテラン女優マリアが、自らのデビュー作のリメイクへの出演をキッカケにして、マネージャー・バレンティーヌや新進気鋭の若手スター女優・ジョアン等との触れ合いの中、葛藤&成長する話。といったところか。

正直前情報なしの状態だったのもあり、話の流れが徐々に掴めてきた序盤"これ面白い話になりそうなぁ"とかなり期待値上がりましたよ。マリアにデビュー作「マローヤの蛇」のリメイクで上司役をあてがう演出家の企画マジでナイスだし、ジグリッド役のジョアンに過去の自分を見るのかなぁとか、劇中作品の「マローヤの蛇」リメイクが何よりも面白そうじゃん!と。実際メインの女優さん3人、特にマリア役のジュリエットとジョアン役の我らがクロエ姐さんはまさにはまり役で、もはやドキュメンタリーかと思う程にどんぴしゃりで。渓谷に沿ってうねうね形を変えながらも前進する"マローヤの蛇"の如く、諸々葛藤しながら考え方や行動が次第に変化していくマリアにも確かに思う所はありましたよ。

ただなんだろうなぁ、この作品のテンポというかフォーカスする部分が個人的に合わなかったのか、いまひとつノり切れなかった印象。僕としてはやっぱマリアとジョアンがお互い絡んでく中で、過去の自分を見出したり、自らの老いや時の流れを感じて成長したりっていう部分に期待した訳で…。要するに"ヘレナ"になる"ジグリッド"と、新時代を担う"ニュー・ジグリッド"の物語が見たかったんだ!

…けれども、そもそも2人の絡みが占めるウエイトが割と軽くなっていて、どっちかというと"苦悩するベテラン女優とマネージャー"の話だったよね。まぁそこはそこで悪かないけどなぁ、ミュータントとかグロッキードライブとか、カジノからの飲酒運転&事故とか、やりたかったんだろうけどその辺テンポ悪いし脈絡ごちゃついてるから、それだったらもっとマリア&ジョアン見たかったなぁ、と。

まぁ僕が観たかった物と監督が描きたかった物がズレてたってだけで、僕のわがままなんでしょうけどね!せっかくクロエ姐さんハマってたんだから、もっとジョアン見たかった、あのキュート笑顔を。

結局、監督と僕が個人的にバイブス合わねぇという、ただそれだけの話でしょうよ!(逆ギレ)