アクトレス 女たちの舞台の作品情報・感想・評価

アクトレス 女たちの舞台2014年製作の映画)

Clouds of Sils Maria

上映日:2015年10月24日

製作国:

上映時間:124分

3.5

あらすじ

大女優として知られるマリア(ジュリエット・ビノシュ)は、忠実なマネージャーのヴァレンティーヌ(クリステン・スチュワート)とともに、二人三脚で日々の仕事に挑んでいた。そんななか、マリアはかつて自身が世間に認められるきっかけとなった作品のリメイクをオファーされる。しかし、その役柄は彼女が演じた若き美女シグリッド役ではなく、彼女に翻弄される中年の上司、ヘレナ役。若い主人公の配役は、すでにハリウッドの大…

大女優として知られるマリア(ジュリエット・ビノシュ)は、忠実なマネージャーのヴァレンティーヌ(クリステン・スチュワート)とともに、二人三脚で日々の仕事に挑んでいた。そんななか、マリアはかつて自身が世間に認められるきっかけとなった作品のリメイクをオファーされる。しかし、その役柄は彼女が演じた若き美女シグリッド役ではなく、彼女に翻弄される中年の上司、ヘレナ役。若い主人公の配役は、すでにハリウッドの大作映画で活躍する若手女優のジョアン(クロエ・グレース・モレッツ)に決定していた…

「アクトレス 女たちの舞台」に投稿された感想・評価

ジュリエット・ビノシュにハリウッドのヒーロー映画の大役オファーとか、ハリソン・フォード主演映画のヒロインだったという設定に、???という釈然としない思いを抱きつつも女優という職業の裏側を垣間見るようで興味深かった。

年齢を重ねることで考え方が変わったという部分もあるんだろうけど、演じる役柄が変わることでこれまで素晴らしいと感じていた脚本に対して批判的になるあたりは生々しい。

前半の授賞式スピーチにしても、ラストの舞台にしても本番は見せず、結果を暗示するのみに留めているのも良かったのでは。
けーな

けーなの感想・評価

3.9
なかなか秀逸な作品だった。
ベテラン女優の心の葛藤や、二人三脚でやってきたマネージャーの葛藤が、よく描かれていた。ジュリエット・ビノシュとクリステン・スチュワートが、それを演じて、実に見事だった。若い女優役のクロエ・グレース・モレッツも、お騒がせなところや、大御所女優に平然と言い返すところなど、これまた、見事に演じていた。

ほとんどが会話劇で、独特の雰囲気を持つ映画だが、私は、嫌いじゃない。
Yoko

Yokoの感想・評価

3.8
 ベテラン女優の”マリア”は自分の才能を発掘してくれた劇作家の褒章を代理で受け取るべく、スイス・チューリッヒに向かっていた。
その途上、彼女のマネージャー”ヴァレンティン”からある人物の訃報を受け取る…。

 同監督が手掛けた『パーソナル・ショッパー』の難解な内容、そして「亡霊」と「華麗な服飾」という考えもつかないような異色の組み合わせがクセになっていたところで過去作が気になり鑑賞。

 今作も自分の中で納得がいくような解釈で色々考えたくなる作品であることは間違いない。結末は『パーソナル…』よりも明確に描かれていたような気もする。
ただ、それでも今作への自分の解釈が指と指の隙間から零れ落ちるように不安げにさせたのが、彼岸と此岸を渡り歩くようにうねる雲を湛えるシルス・マリアの絶景、そして劇中劇ならぬ「劇中”リハ”」。
 <劇中の人物>が<別の人物>を演じる劇中劇ならば、投影された虚構<別の人物>の完成度がある程度は高い(劇中”劇”として完成されているため)ため、その虚構が発する台詞や挙動に一定量の真実味を求めることは出来る。
しかし、今作は劇中”リハ”であるためその虚構がまだ完成されていないところを見せつけられることになる。確固たる地盤を持つでもなく、まだブレブレの虚構だ。
そのため見ているこちらとしては、マリアやヴァレンティンの発言や挙動に対する真意の線引きがとても難しくなる。
マリアとヴァレンティンとの少しアヤシイ関係も線引きの困難に加担しているのも面白い。

 「今の時代を受け入れない」という若い映画監督の発言が『ミッドナイト・イン・パリ』とはまた別ベクトルの解答を出していることも印象に残る。

 スマホやタブレットといったガジェットを上手く使いこなすことで「今の時代の作品」であることを意識させながらも、誰もがイメージするフランス映画らしい「難解」をスルリと盛り込むアサイヤス監督。改めて興味深い監督の一人になりました。
jeanatalia

jeanataliaの感想・評価

2.5
クリステン美し〜。そして自然体。クリステンてどの映画で観ても、本当にこんな性格なんじゃないかって錯覚する。でも映画のストーリーでは彼女が本当に突然消…………そしてラストも突然………。切れ切れで観たのがまずかったのか?女優の生活、舞台裏って感な感じなのかなーって思いながら観ました
大女優の苦悩。キャリアや信念があるからね。若い女優のほうが簡単に染まっていける。
本作よりマローヤのヘビの内容がきになった!若い娘に翻弄されて捨てられる中年の女とか面白そう。笑
それにしてもクロエグレース可愛いな~
あまり絵変わりもせず地味な映像の続く映画だったけど、言葉の掛け合いと感情のぶつけ合い、それと綺麗な山景色の対比が面白かった。あんなところをハイクしたり裸で川遊びしてみたい!

女優としての生き様を模索する女性をジュリエット・ビノシュが見事に演じていたけど、個人的には彼女を陰ながら支えるクリステンの役どころが好き。淡々とした口ぶりと押し殺しながらも漏れてしまう感情の表現とかうまい。この作品に説得力を持たせるキャラクターを演じきっていたと思う。
ar1shi

ar1shiの感想・評価

3.2
世代交代がいつも好転的な結果とは限らへん
それぞれの立場からの拘りとか執着とか
言いたい事はすごく良くわかる‥。

ずっと輝いてないとあかんし、
でも世間には旬をつけられて怖いなー。

マリアとヴァレンティーヌの読み合わせのシーンが
そのままストーリーに反映れてる!

マローヤの山のぼりたい、きれい☆

最後のマリアのファッションどつぼ!
ハンサムレディ♡

あんなん似合う大人なりたいなー
MegmiTanak

MegmiTanakの感想・評価

4.0
“あなたは実力もキャリアもあるのに
若さに執着しすぎている”
なつ

なつの感想・評価

4.8
すんごい面白かった。地味だし万人受けはしないだろうし、よくあるテーマで好き嫌い分かれる映画だと思うけれど、大変見応えもあるし、何よりこういう終わり方が大好き。

劇中劇(と呼んでいいのかどうか。正しくは劇中脚本)と映画のストーリーの絡み具合も絶妙で、大女優様(ジュリエット・ビノシュ)のマネージャー件付き人であるクリステン・スチュワートの息苦しい感じが素晴らしい。底意地悪い感じのクロエちゃんも前に出過ぎるわけでなくとてもいい。そして何より私の大嫌いなジュリエット・ビノシュ様のいやらしく足掻くエゴイストぶりが素晴らしい。だるんだるんの肉体も含めてさらけ出す潔さが非常に嫌な女優魂ぶりで嫌いなのに好きになりそうだ。若さに嫉妬してるわけじゃなくて今も自分が一番であると思い続けたいのに現実はそうではないし、時代はどんどん移り変わるということへの焦りであるから余計痛い。外見の老いより精神の老いは辛い。気持ちは若いよ!というアピールほど見ていて醜悪なものはない、と個人的に思う。
カイエ・ドゥ・シネマらしい語り口を感じた瞬間、どこか限界を感じてしまうのは意地悪すぎる観方でしょうか? オリヴィエ・アサイヤス「アクトレス 女たちの舞台」

エピローグは見方によれば全てが集約されてるとは思いますが、ここは思い切ってこの部分を全カット!なんて勇気はさすがにないかなw
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