大石航平

フューリーの大石航平のレビュー・感想・評価

フューリー(2014年製作の映画)
4.0
1945年第二次大戦中の独。独軍の激しい抵抗に苦戦していた頃、銃も戦車も扱えない新兵ノーマンが米軍シャーマン戦車フューリー号に配属される事から物語が始まる。

まず注目したいのは世界最強といわれた独軍のティーガー戦車と米軍のシャーマン戦車との戦いだ。ティーガー戦車は一台しかない本物の戦車を撮影に使用。

最初のノーマンは殺人は良心に反すると強い哲学を抱いていたが、やがて自らが危機的状況や愛する人を失った憎しみでナチスを殺戮していく。「これが戦争なんだ!」と仲間が吐いた台詞。良心があろうと実際に戦場にいけばやがてはノーマンのようになってしまう恐ろしさ。人が人を憎み殺しあう非情な行為。「戦争とは何だ」という事をこの映画は如実に再現しようとしている。

[ブラッドピットの最高傑作]とあってリーダー性を発揮するキャラを見事に演じきり際立ってブラッドピットの格好良さが色濃くでた映画でした。
大石航平

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