がみおー

フューリーのがみおーのレビュー・感想・評価

フューリー(2014年製作の映画)
3.4
戦車映画というのは数が少ないらしい。戦争映画には様々な作風の作品があり、質も上から下まで揃ってる訳だが、この作品は至ってリアル至高な戦車映画である。

リアルが故にかなり全編通して地味な画作りで、それがいいというカットも勿論あるが戦車が主役なら、もっとこう、何とかならないかというちょっと残念な感じ。
あまつさえ曳光弾なんてものをしっかり描写した結果、私を含めミリタリーに疎い人間たちには「スターウォーズかよw」とまさかのファンタジー要素扱いと散々である。

正直登場人物の誰にも対して魅力が感じられず、ガルパンのみぽりんを演じられた渕上舞さんが吹き替えたというキャラもイマイチぱっとせず勿体無い限り。ストーリーも戦車を全面に押し出した訳でもなく、割と平凡な戦争映画と変わりない。
一番盛り上がるのはやはりティーガー(本物)との対決。だがそれだけである。間違いなく見どころだしこういうのをもっと見たかった。