ばりう

フューリーのばりうのレビュー・感想・評価

フューリー(2014年製作の映画)
3.2
戦争について考える時、むやみに平和を叫ぶより、当事者の視点で感じるのにこういうのはいいのかもなぁ(・д・。)

良い悪いとかメタな視点って、その時代空間を支配している空気で、じゃあ、お前言えんのかよっていうところなんだよなぁ。世の中全体がブラック企業のような重苦しい時空の狭間で、そいつらにはそいつらの正義や仕事があって、そこに正解がないやり場のない地獄のプレッシャー。

女性2人と仲間達の食事の時の描写で、ブラピが中間管理職的立場で部下の統率と自己の正義で葛藤してるシーンが印象深かった。戦車のクルーが営業チームの呑み会風景みたいで熱いものがシンクロした。

映画ブラックホークダウンが実話であることも思い出して、なんとも闇を味わえたし、最後どうなるのか?あ、そっちだったかぁと、なんとなく腑に落ちないような、浮遊感に陥った。