キミシマユウキ

フューリーのキミシマユウキのレビュー・感想・評価

フューリー(2014年製作の映画)
3.6
時は第二次世界大戦、連合軍側の戦車「フューリー」と乗り組み員達の元に戦闘経験のない新入りが入ってくるが....

5人それぞれのキャラの個性、そして戦車を中心としたミリタリーアクション(本物を使用)には漢なら誰でも興奮せずにはいられない映画だと思う。自分は戦争映画にそこまで詳しいわけではないがシンプルかつ明確に戦車の魅力を上手く伝えられていたと思う。

また、ただ撃ちまくっているだけの映画ではない。
しっかり乗組員達の会話や現地の様子等を通して戦争の惨さと悲しさのドラマも見せている。

キャストも実力者揃い
ラテン系のお調子者役にはマイケルペーニャ、「クラッシュ」や「ミリオンダラーベイビー」等ヒューマンドラマ系に出演している印象が強い。
新入り役のローガンラーマンは「パーシージャクソン」や「三銃士」等最近の映画によく出演している幼顔のイケメン俳優。かっこいい。
ちょっと乱暴な装填手役は皆さんご存知「ウォーキングデッド」のシェーンことジョンバーンサル。なんだか最近悪役が多い気がするが、彼のこの作品での役割は重要だと思う。
そして信仰心が強い砲手の役は「トランスフォーマー」シリーズでお馴染みのシャイアラブーフ。彼は役作りの為に奥歯を抜いたりナイフで顔を傷つけたりさらにお風呂に入らなかったりしたらしい。役者魂が素晴らしいです。
そして我らが兄貴役ブラッドピット!!!!
やはりかっこいい、この人の戦車になら乗っていきたいと思わせるカリスマ性が彼にはある。しかし同じ戦争映画でなら「イングロリアスバスターズ」の役の方が個人的には好きだった。

メインキャストのうちの四人がユダヤ系だということも興味深い。
日本アカデミー賞を受賞している作品だが日本のアカデミーは基準がよくわからないので頼りにしていない(笑)

戦争映画好き、戦車オタク、ブラッドピットファン、には中々オススメな作品。