このレビューはネタバレを含みます
とにかくエモい短編小説のような映画
北海道が舞台の切ない恋物語。
主人公の学校に馴染めない少年を、初主演の山崎賢人が演じているが、髪型のせいか15歳という幼さのせいか最初は全く気づけなかった。
シーンによっては、別人に見える時も…
今よりも、線が細く儚い感じがする。
転校生のすこし変わった少女を、
まだ幼さの残る14歳の橋本愛が演じる。
笑顔の時のあどけない顔と、遠くを見つめてる様な大人っぽい顔のアンバランスが良い。
危うさが好き……。
そして、ミニスカート(寒そう)と長いマフラーが可愛いすぎる。
二人はある一言から意気投合して、
半ばミィの強制的に、二人でバンドを結成し
作曲をスヌスムムリクがすることに。
(ここの二人が仲良くなるまでの展開が、早すぎて歩み寄り方がすこし強引に感じた( -᷄ω-᷅ ))
中盤ではミィの家庭環境と、
スヌスムムリクの家庭環境との差がハッキリと浮き彫りになってて、辛い。
大人は何もわかってない…と、
二人は同じ事を思っているはずなのに、大人に振り回されているミィと、周りの大人達に愛されているスヌスムムリク。
そして、ラストの別れのシーンが近づくにつれてはっきりとは口にしないけど、二人の別れへの伏線が張られていく。
劇中で山崎賢人が歌う、
拙い管制塔がちょっと恥ずかしくなるくらい
青臭くて良かった。