弓

0.5ミリの弓のネタバレレビュー・内容・結末

0.5ミリ(2014年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

三時間を超える長さだったが退屈しなかった。
しかし詰め込み過ぎの感はある。
介護、高齢者詐欺、高齢者の性…ここまでは老人問題でくくれるが少年だと思っていた登場人物がラストで実は女の子だったと明かされるエピソードやその母親が自殺してしまうこと、父親が子どもの生まれる前に家を出てしまうこと、白いワンピースを赤く染める理由などか良く分からずモヤモヤしてしまった。
興味は引かれるので解説をいろいろ見て回ったがそのことにふれているものがなくて自分の中で未解決で残念。
でも見終わった後は明るく爽やかな気持ちになり丁寧に生きようと思った。
あとお年寄りにも優しくしたいと思った。

安藤サクラは魅力的だった。
美人のカテゴリーに入るひとではないのにキレイだとおもったし可愛かった。天性の品がある人なのかな。
安藤演じるサワは天真爛漫で愛に満ちてて逞しく、まるで空から落ちて自分が天使である記憶を無くして人間界で生きている天使みたいだと思った。
安藤サクラ以外にはこの役は演じられないと思った。
坂田利夫、可愛かったな。
津川正彦の7分間の台詞は圧巻だった。
弓