ひゃっぽん

0.5ミリのひゃっぽんのレビュー・感想・評価

0.5ミリ(2014年製作の映画)
4.2
始まりはヘルパーのお仕事の別枠で
「おじいちゃんと一緒に寝てほしい」と家族のお願いを引き受け
ひょんな事から、その家が全焼してしまったところだ。

それからのサワの人生は、
ヘルパーの仕事を活かし、孤独な老人を見つけては老人が悪事を働いたことを握り 生活を共にするというものだった。何を盗む訳でもないから不思議なものだ。

距離が近付けば近付くほど 相手の見えてはいけない部分が見えてくる。見えてはいけない部分が見えてくると、
サワは彼らから感謝と共に大切な品を受け取り旅に出る。続けるしかないのかもしれない。
映像としてはリアリティ溢れシュールなように見えるが
人と人との距離感を表し、強いメッセージのある難しい映画だった。

安藤サクラ程 だらしなさそうだが、強く逞しい姿を演じれる女優は若手にはいないのではないか‥独特な雰囲気と演技力は改めて素晴らしいと思わされた。
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