このレビューはネタバレを含みます
0.5ミリ
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国と国の戦争とは、一人対一人、かける何万もの凝縮したものに他ならない。
それを、故国臣民の上に立つ権力者らによって決せられたことこそが、悪であり罪である。
その中の人間、一人ひとりにも清濁すなわち愛憎が混然としているのである。
極限に追い込まれたヒトの輝きは、極限状態を凌駕し自己の実存として覚醒され、それは山をも動かすこととなる。
その山とは一人ひとりの心。0.5ミリ程度のことかもしれないが、その数ミリが集結し同じ方角に動いた時こそが、革命の始まりである。
今日的日本人にその魂は残されているのだろうか。
人は生と死をかけて疾走し意識の目覚め、刹那の解放によって究極の光明を見出すのかもしれない。そして、守るべき愛を見出すのである。
現代の日本人は愛されず、その対象も見つけられず、偶力によって捻じ曲がり、方角を見失い行き止まりの自分しか見えなくなるのである。
よって、人のために走るのではなく、人の命を断ち切るのである。
死にそうな爺さん相手にしてるとさ
時々思うの
私の知らない歴史を生きてきた人が
おんなじ世界に生きてるんだなって
戦争とかあたし知らないし
今日生まれる子も明日死ぬ爺さんも
みんな一緒に生きてんだよ
お互いにちょっとだけ目に見えない距離を歩み寄ってさ
心で理解できることってあるんだね
マコトくんとあたしの距離はこんくらいがちょうどいい
私 子宮無いんだよね
知らなくていい真実もあると思う
・デンジャラス式ストーブ
・高知キネマ 少女(2001)上映中
この程よい距離感とサバサバさよ。
魚をさばいて干したい人生だった。
♪残照 /寺尾紗穂
♪The Skaters Waltz, Op. 183