yunayuna

バクマン。のyunayunaのレビュー・感想・評価

バクマン。(2015年製作の映画)
3.9
大人になってからは、しばらくジャンプとも離れていたけれど、学生時代は、弟が毎週買ってくるジャンプを愛読していました。
そんなわけで、冒頭から興味深く入り込んで、最後まで熱くなって見てた。
そして、あのマンガを描くという絵面としては至極単調な場面を、ああいう風に表現したのは、素直に感動してしまった。

それにしても、本編では、面白かったものの涙しなかったのに、エンドロールに入って、あの工夫が施された見覚えのある背表紙の棚を見ていたら、なんかいきなり涙が溢れてきてビックリした。
後から、何でこんなに涙が出たんだろうと考えてみたんだけど、多分 めちゃくちゃ愛が込められて作られているのが伝わってきたし、自分もあのマンガ達からたくさんのものをもらってきたんだなぁという思いが 、一緒くたにぐわっと湧き出すように一気に来たからかもなぁと思った。

(これは、あのマンガだな、これはあれ、あぁ、これはあれだなーっていちいち分かる自分にもビックリしちゃったのよ。こんなにも、知らず知らずのうちに自分の中に入り込んでいたんだなーって。
そして、きっと多くの人がそうなんだろうって。それってそれって、すごいよ。)


原作であるバクマン自体は読んでないのでそれに対応する評価というのはよく分からないけれど、映画単体として見る分には、とても良い作品だったと思う。
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