のん

バクマン。ののんのレビュー・感想・評価

バクマン。(2015年製作の映画)
3.9
試写会にて。原作は既読。

面白かった!そして漫画原作の実写化・映画化として、そのどちらの面でも成功しているように思えた。
実写化という面では主演の二人を始めとしてキャストがとても良い。もちろん全員がイメージ通り完璧というわけではないけどキャストの違和感はあまりないし、みんな味があって良かった(ただしエイジとアズキはちょっと性格等が気になるけど。エイジは決して敵ではない。好敵手だ!)
そして映画化としては、ダイナミックな演出で、これはテレビではなく映画で観たいと思える内容。というか映画だからこそあそこまで無茶してもしらけないというか。そしてこの映画の尺に合わせるために登場人物も設定も削れるところは全て削ったという印象。おそらくそのために夢の焦点が変わってしまっていて、名前含めその点は残念なのだけど、しかし2時間にまとめるためには仕方なかったのだろうなとも感じる。というわけできれいにまとまっていたし、鑑賞後もすっきり。
あと、個人的には劇中に小畑健さんのイラストがたくさん登場し、それが本物の週刊少年ジャンプの形になっているのが嬉しかった。

いろいろな部分に愛を感じる作品だったので点数は少し甘め。

2015-133
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