このレビューはネタバレを含みます
マンガ原作なのは知ってるけど、未読で観ました。
高校生漫画家がバトルするっていう設定からしてマンガ的だし、登場人物がみんないつも同じ衣裳だったり、新人漫画家たちのいかにもなキャラ設定だったり、高校生なのに編集部の人たち以外の大人が出てこなかったり（主人公が血尿だして頭ケガして入院しても出てこない）、マンガを描くという地味な作業を、ペンの音をBGMにしたりCGを使ったりして思いっきり動的に見せたり、この映画がマンガそのものなんだな、と思いました。
話の展開もちょっとトントン拍子すぎるけど、きっと原作ではもっとたっぷり描かれてるんでしょうね。
読んだらハマるかな？読んでみようかな。
手塚賞入選組で自分たちだけ連載が取れなかった時に、サイコーが入選組の他の漫画家の現場を訪ね回るシーン、それぞれが「自分らしさ」を追求する姿を見て気付くシーンだと思うんだけど、佐藤健の表情がすごく素直できらきらして見えて、とても印象に残りました。
エンドロールで、スタッフの担当と名前がコミックスのタイトルと漫画家名になって本棚に並んでいるっていうのが、とてもとても良かったです。
