ゆず

エージェント・ウルトラのゆずのネタバレレビュー・内容・結末

エージェント・ウルトラ(2015年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

あー。これは好きなやつ。「設定説明適当すぎwww」と思わないでもないんだけど、このパーペキバカップル可愛すぎじゃね!?二人のやり取りがお馬鹿で可愛い。夫婦漫才か。マリファナ中毒のヘタレ主人公、もっとクズい役かと思ってたけど、純粋でびっくりしたwどんどん愛おしくなってくる。おかしい。かといって彼女が悪女なんてこともない。むしろ優しくて包容力があってとても良い彼女。マイクじゃなくてフィービーの方に感情移入しはじめて、あーそりゃこんな子ほっとけないよね!わかる!っていう謎の母性が芽生えた(そのせいか、正体明かした時も彼女の愛情を疑うことは全然なかったな)。「あの木は僕で君が車なんだ」ってくだりとか、自信も全然ない卑屈くんなのに、彼女のことめっちゃ愛しちゃってるのはひしひし伝わってくるんだもん。可愛いな!男らしさは皆無だけどね!

覚醒(?)してからも緊張感がない…いや、本人(達)は大真面目だけど、傍から見るとシュールだったり間抜けな状況が続く。こういうの大好き。ずっと笑ってた。無関係の人も沢山巻き込まれてる点は意外だったけど。チンピラかわいいジョンレグさんもサックリログアウトー!orz

覚醒後、ヘタレ主人公の混乱ぶりがツボに入って笑いで震えっぱなしだった。ハマりすぎだよジェシーアイゼンバーグ…w最初のアクションの後、画面奥の細いポールの後ろでビクビクしながら一生懸命説明しようとしてるシーンが最っ高に情けなくてかわいい。「僕ロボットだったらどうする!?(真剣)」「…ないから('A`)」もっとゆっくり喋って!ってセリフに「いやいやもうちょっと見てようぜ!w」と思った。彼の早口はソーシャルネットワークでいっぱい聞けますが。

返り討ちどころか殺しまくって、状況は悪化の一途を辿る。思い出せない過去、崩壊するアイデンティティ。たいてい涙目(か実際に泣いてる)、痛い目にも合ってボッコボコのボロボロ。なのに…なのにこいつほとんど彼女のことしか考えてないじゃんかwwwばかwww指輪渡そうとしたタイミングもことごとくおかしかったけど、結局「そこで!?」っていうwあの状況すごい笑えるんだけど、でも渡せてよかったね…!あの主人公じゃ渡せずに終わっても何の不思議もないwいやー可愛いかった、この二人。ズタボロだったけど。

地下で壁の鏡見つめてた時の妙な間はなんだったんだろ?「あっぼくロボットじゃなかった!」ってこと?(ブラックライトの下の戦闘楽しいけど二人の顔怖いよ!w)

アクションコメディだと思ってたらロムコムだった。いいキャラ揃い。マイクとフィービーはもちろん、ピーティのゆるさも最高だったし(ピーターだかピートだか呼ばれてた気がするけど、どれが本名でどれが愛称?)、麻薬ディーラーが花火まで調達してくれたり(国や場所によって花火の個人所持が違法だって割と最近まで知らなかった)、ラファはなんか最後の最後で憎めなくなっちゃうし、イェーツは全然怖くないどころか一番コメディ臭漂ってた気がするしw個人的にはラセターが一番存在感薄かったかも。最後すごい形相してたけど。
元ネタは50年前だか60年前に実在したプログラムらしいけれど、フィクションフィクションしてるのでノリが合わない人は真顔になっちゃうかも。あとCIAこんなんでいいの?って疑問はあるw「ゆるーいオフビートなコメディが好き、スプラッタコメディも好き、ストーリーよりキャラや勢い重視」そんな人なら多分ドンピシャ。

ジェシー・アイゼンバーグ見るたび好きになるなー!レックス・ルーサーもNYSM2も楽しみですワー!
ゆず

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