全体評価としては、主人公の前作、ゾンビ―ランドに続く大ヒット作になると見込まれる。
アクション×ラブサスペンス×コメディといったニュージャンルの映画だが、ひょろがりのコンビニ店員がスーパーCIA職員へと一瞬で変身するといった簡潔なストーリーであるため、分かりやすい。
某作品のように主人公がクモの能力を身に着けるも、「偉大な力には偉大な責任が伴う」などと痛感する無駄に教訓じみたシーンは登場しないため爽快な後味がする。
アクションシーンでは、身の回りの武器すべてを使う奇想天外な戦闘が行われ、後年のジャッキーチェン映画、近年のジェイソムステイサム映画の影響を受けているのではないかと思われる。そういったアクション映画マニアには肩の力を抜いて眺めてもらいたい一作である。
