トーチカ

夏をゆく人々のトーチカのレビュー・感想・評価

夏をゆく人々(2014年製作の映画)
4.0
幸福なラザロが自分の中の21世紀ベスト映画だったので、その監督ということで見た。幸福なラザロの方が好きだったけど、これもめっちゃ良かった。この監督は素晴らしい。アリーチェ・ロルヴァケル、、、この人の映画はこれから新作が出るたびに映画館に見に行こう。夏をゆく人々は家で見たけど、これも映画館で見たかったな。映画館で見てたらもっと感動してたと思う。ともかく、同時代の作家で心から好きになれる作家と出会えることは嬉しい。


物語の感想としては、もうあの父親がマジで嫌だった。威圧的で暴力的ですぐ怒鳴る父親本当に無理すぎる。そういう役だとは分かっていても、生理的に無理で、自分の記憶の嫌な扉が開きそうで嫌さでまぶたがピクピクした。PTSDでBADに入るところだった、、、なんで子供が父親に気つかったり怯えたりしなきゃいけないんだよな...

父親と母親が家族に対して話すときはイタリア語で、少年とか遊び来たおっさんと話すときはドイツ語だったの、どういう背景なんだろう。(調べたら監督自身の父親がドイツ人で養蜂家だったらしい)
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