この愛に溢れた物語は素晴らしすぎる。不器用で不遇な愛ゆえに辛い場面もあるが母も子も決して諦めていない未来への強い想いがあるから、そこには希望しかない。
序盤のダイアンとスティーヴの掛け合いに魅了されながらも、そこにカイラが加わりギアがグッと上がる。3人の幸せな時間、ダイアンが描く未来図、画角が広がる僅かな時間がずっと続いて欲しいと思いつつ甘泣きが止まらなかった。
カイラのウインクからのスティーヴの咳払いからのワンダーウォール。しかもフル。思わず声を上げてしまう程お洒落な遊び心も持ち合わせたこの監督の才能は無限だな。