シングルマザーのダイアンはADHDの息子スティーヴを施設に入れていた。
しかし施設で放火騒ぎを起こし強制退所となる。
2人はなんとか暮らしているが、感情の起伏が激しいスティーヴとの生活は大変なものだった。
近所に住むカイラと出会い3人は互いに助け合う。
カイラとの出会いでダイアン親子の生活に優しさが加わった様に感じた。
またカイラ自体も詳細は分からないが、心にキズがあったのか吃音症のようになっていたが、2人と接する事で希望が持てたように見えた。
スティーヴがスケボーに乗り、ダイアンとカイラが自転車で楽しそうに走り抜けるシーン、オアシスの「ワンダーウォール」がフルで流れた。
私はオアシスとリアルタイムで生きてきたので感動した。
まさかフルで流れるとは。
グザヴィエ・ドラン監督の年齢からすると、オアシスはかなり若い頃に聴いていたんたろう。
監督の映画の選曲は凄く好きだ。
ADHD、症状は多々ある。
大人になるにつれ、スティーヴのような症状の人は1人で社会を生きて行くにはかなり難しい。
とても難しい問題。
自分が親ならとどうしたか考えさせられた。