このレビューはネタバレを含みます
初ドラン(監督作品)!
ポスターが明るい色相だったから勝手に「ワンダー」っぽい感じなのかと思ったら全然重めのA24寄り。
ADHDの子供を育てるということ、
学歴がなく仕事に恵まれないシングルマザー、
精神的に参って長期療養中の教師。
公開が8年前だけど、現在進行形のドキュメンタリーと言われても違和感がない。
ADHD、名前は聞いたことあるけど全くと言っていいほど知らなかった。
最近これを理由に自身の行為を正当化する(自称ADHDの)一部の輩がいることから若干マイナスイメージ先行してた分、
かなり強い症状が出る場合はここまで影響力が強いのかと圧倒された。
2度目のスティーヴ施設入所時には
ダイアン自身が子育てを諦めたのかもしれないと思ったけど、
親子の縁はそう簡単に切れるものではなくて、
あくまでまた一緒に暮らす「希望」を託しているに過ぎない考え方がやはり母親だなと。
決して子育てを放棄してるわけじゃない。
カイラが最後トロントに行ってしまう結末と、
一緒に過ごしたのはほんの数週間でやっぱり深い友人関係ではないから言葉の文(あや)が出てくる所、ものすごくリアル。
でもそれを持ち前の明るさで機転効かせるダイアンのポジティブ思考すごく好き。
OASISのWonderwallのシーンは伝説